10-ごあいさつ・雑記

「狂犬病注射」について真剣に考えてみる

今日、市役所に行って今年度の「狂犬病予防注射済票」をもらってきました(手数料550円)。

 

ブログでもご報告した通り、5月28日にすでに動物病院で注射のほうは済ませています。

■年1回の「おつとめ」に行ってきました 2023.06.04
https://shibainupochi.com/2023/06/04/nen1kainootsutome/

 

皆さんご存じのように、注射を打っただけでは「狂犬病予防注射済票」は入手できません。

自治体が行っている集団接種会では、その場で同時に交付されますが、動物病院で打った場合は、別に申請が必要です。

 

この間、なかなか市役所まで行く時間がなかったので、今日になってしまいました。

 

 

注射済票とともに、ウ○チ袋や玄関などに貼る「犬」のステッカーもいただきました。

そして、その袋の中に「狂犬病はおそろしい病気です!」というパンフレットも入っていました。

 

そこには「人を含めたほ乳類に感染し、発症すれば治療法はなく、死亡率はほぼ100%です。狂犬病は世界中のほとんどの国や地域で発生し、毎年5万人以上が死亡しています」と書かれています。

 

 

日本では1957年以降、狂犬病の発生はありませんが、2020年にフィリピンで犬に左足首を咬まれた愛知県の30代の男性が発症し死亡したというニュースは記憶に新しいところです。

狂犬病は、全世界的には今でもとても怖い感染症なのです。

 

 

にもかかわらず、日本での狂犬病予防注射の接種率は7割程度だそうです。

■都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/01.html

 

平成5年ごろには接種率は99%以上だったのに、年々低下しているそうです。

さらに、未登録犬の多くは予防注射を受けていないとみられ、「実態として全体の接種率は4割程度」という分析もあります。

 

年1回の狂犬病予防注射の接種は法律で定められた“義務”であり、注射を怠った場合、20万円以下の罰金刑が科される場合もあります。

しかし、実態としてはこのような低い接種率になっています。

 

WHOが勧告する「狂犬病の流行を阻止できるワクチン接種率」は70%ですが、日本では危険レベルである約50%以下に低下しています。

 

この危険な状況について、獣医師はもちろん、さまざまな医療関係者が警鐘を鳴らしているといいます。

 

海外で感染したほ乳類が紛れ込んでしまっても、接種率が高ければ次々と国内のほ乳類に伝播していく事態を防げます。

しかし、一度国内で蔓延してしまえば、国内から狂犬病ウイルスを排除して、今のような「清浄国」、つまり動物に噛まれても狂犬病の心配をする必要がない地域に戻すことは極めて困難だという意見もあります。

 

 

ペットブームと言われる昨今、さらにコロナ禍ではペットを飼う人が増えたというニュースも目にします。

 

毎年4月から6月は「狂犬病予防注射期間」です。

ぜひ犬の飼い主には、年1回の「おつとめ」をしっかりと果たしてほしいと思います。

 

堅苦しい話題で申し訳ありません。

 


今朝の散歩コース。昨日の雨は上がっていましたが、空にはまだ雨雲が広がっていました


雨上がりはいろいろな匂いがするようです。今日はいつもより丁寧に道ばたの匂いを嗅いでいました


今日も機嫌良く、散歩ができたようです


こちらが今日もらってきた「狂犬病予防注射済票」。2023年度は赤ですね


一緒に配られた袋には、このようなパンフレットなどが入っていました

 

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コメント

  1. ぜぜ より:

    本当に「犬と暮らす」ということはいろいろ責任を持つことですよね。私は散歩バッグにその年の狂犬病の予防注射やワクチンの接種証明書のコピーを入れて持ち歩いています。行政の登録番号やマイクロチップ番号も書いてあります。万が一の時のお守りみたいな感じです。ところで志木市では「マル犬シール」をくれるのですね。いいなあ。犬が大好きな私は子供の時から犬シールが貼ってあるおうちを見つけてはどんなワンちゃんかなあ、会いたいなあと思っていました。今は配っている市町村はどのくらいあるのかしら…。

    • ロッキーの父 より:

      ポチくんの接種済票、お骨の形がかわいいですね。
      ロッキー地方は、コロナ前は集団接種あり、色々は犬種に会えましたが、今は動物病院だけで、獣医師会に入っている動物病院はその場で接種済票を発行してくれてます、入っていないところは、一ヶ月後位に病院に取りに行きます、丸犬シールは13枚目、玄関に1枚目から貼ってあります。
      愛犬には、チックとさせますが、狂犬病、ワクチンは本人のためにもなりますよね。

      • ひげぼうず より:

        ロッキーの父さん、こんにちは。

        「犬」のシールは、毎年違うものでしょうか?
        うちの市は、まったく同じものです。

        確か実家の町でも、年度が入ったシールを毎年配っていたように記憶しています。
        自治体によって対応が違うようですね。

        愛犬のためにも、ぜひ注射は受けてほしいですね。

    • ひげぼうず より:

      ぜぜさん、こんにちは。

      そうですね。すべての飼い主に責任をもってペットを飼ってほしいですね。

      自治体によって対応は違うようですね。
      うちの市では、この「犬」のシールは毎年配られます。

      確かにこのシールが貼ってあると、「犬がいる家なんだ」と思いますよね。

  2. 茶茶ママ。 より:

     狂犬病は本当に怖いですね。
    3年前にフィリピンでのあのニュースは私もよく覚えております。
    家の近所のワンちゃん達も予防接種等は1度も打っていないワンちゃんもいます。
    ポチくんの所は動物病院で接種してその場でシール等は頂けないのですね。
    こちらでは動物病院で頂いてました。
    でも、ウ◯チ袋は貰えません。
    市によって様々ですね。
    やはりペットに愛情と責任を持たなければいけませんね。

    雨上がりのお散歩では匂いが変わる?のか匂い嗅ぎが激しいですね。
    ポチくんも匂い嗅ぎに忙しそうですね。
       笑顔も可愛い!!

       ご自愛なさって下さいね。

    パパさん、ポチくん、ありがとう御座います。

    • ひげぼうず より:

      茶茶ママ。さん、こんにちは。

      どうもありがとうございます。

      うちの市では動物病院が接種証明書を発行し、それを市役所に持って行き、
      「狂犬病予防注射済票」をもらえるという方法です。

      実家の町では、玄関に毎年、接種済みのシールを貼っていたように
      記憶していますが、こちらではそのようなシールはありません。

      自治体によって対応が違うのかもしれませんね。

  3. 福ママ より:

    おはようございます^^
    狂犬病注射の接種率がそんなに低いなんて驚きとともに恐怖を感じます。
    散歩中に福がかまれそうになったのでかばって私が噛まれてしまったとき、お医者にいくと「念のため狂犬病の注射をしてるかきいておいたほうがいいよ」といわれてまさかしてない人がいるなんてと思いましたがいま考えるとぞっとします。
    私もですが福がもし未接種の犬に噛まれるとどうなるか。。
    きちんと義務は果たしてほしいものですよね。
    注意喚起ありがとうございます。
    素敵な週末をお過ごしください☆

    • ひげぼうず より:

      福ママさん、こんにちは。

      そうですね。接種率の低さは、正直言って僕も驚きました。
      罰則はあるのですが、実態としては無いようなもののようです。

      確かに犬に噛まれたときは不安になりますよね。

      ぜひすべての犬が、注射を受けてほしいですね。