今日であの日から5年が経ちました。
5年前の3月11日、僕は新宿のオフィスで仕事をしていました。
激しい縦揺れが1分間ほど続き、棚の本が飛び出したり、机の上にあったものが床に落ちたりしました。
僕はパソコンを押さえて倒れないようにしました。
あまりにも激しい揺れに、建物が倒れるのではないかという恐怖心を初めて感じました。
あとで知ったのですが、新宿区の震度は「5弱」でした。
宮城県や福島県では震度6強から7を観測した場所もあり、その揺れの激しさは想像もできません。
当時はオフィスから自宅まで自転車で5分くらいだったので、僕はすぐに家に帰ることができました。
しかし、都内には帰宅難民があふれ、親しい友人も僕の家に泊まることになりました。
友人と一緒にテレビで見た、火の海となった気仙沼の映像は今でも鮮明に覚えています。
そして、その後の大津波の映像。さらに、原発事故…。
テレビではずっと震災関連の番組が続き、CMもなくなりました。
その後、「AC」のスポットが繰り返し流されました。
僕が受けた被害は、ほとんどありませんでした。
あえてあげると、震災から1週間以上、スーパーやコンビニからパンが消えたことくらいです。
東京の街は、すぐにもとの日常に戻りました。
あれから5年。
今日はテレビで震災関連の番組が数多く放送されていました。
これらの番組でも紹介されていましたが、「復興」は5年経ってもなかなか進んでいません。
僕はこの間、仕事で被災地を6回ほど訪れていますが、昨年9月に岩手県山田町へ行ったときも、防潮堤はまだ建設中でした。
5年というのは僕にとってはあっという間でしたが、被災地の方々にとってはとても長い5年間だったのではないでしょうか。
復興の遅さは、かなり深刻だと思います。
一方で、福島の原発事故の影響はまだまだ続いています。
帰りたくても自宅へ帰ることができない人がまだまだたくさんいます。
また、未だに福島は風評被害に苦しんでいるといいます。
1月に仕事で福島市へ行ったときに、地元の信用金庫の方が「観光業は以前の7割くらい。特に東京からの団体客がまだまだ少ないです」と言っていたのがすごく印象的でした。
ポチは家にやってきたのは、1年後の2012年6月です。
ですので、ポチはこの震災のときは生まれていませんでした。
3月11日が来るたびに、「ペットと災害」のことを考えてしまいます。
僕が都内で仕事をしているときに大地震にあったときのこと。
ライフラインが寸断されたときのこと。
ポチと避難所へ行くことになったときのこと。
心配事はつきませんが、自分ではそれなりに準備はしているつもりです。
しかし、いざそのときになると、どうなるか分かりませんが…。
いずれにしても、3.11のことはこれからも忘れることはないでしょう。
そして、万が一のときのために、しっかりと備えておくことの大切さを今日改めて思いました。
※この日をずっと覚えておくためにも、今日はこの記事にしました。長文&重い話題で申し訳ありません。
陸前高田市の「奇跡の一本松」。2年前に行ったときに撮影したものです
昼間の留守中、ケージフリーにしたのも、万が一のことを考えてのことです
今日も僕に甘えるポチ。こんな平穏な日々がずっと続くことを祈っています
犬ブログのランキングに参加しています。よろしければ
下のポチの画像を「ポチ」っとお願いします。励みになります。
にほんブログ村
コメント
私の場合9.11と3.11と昨日の3.11と何かしら節目になっているのでやっぱり不思議なことが起きますね。
私は1ルーメンから1000ルーメンのライト、アルミ保温シート、防犯ブザー、コンパスと救助がくる前に必要なものとしてわりと携帯しています。
飲めない水を素早く浄水する浄水器
スマホ充電出来る手回し充電ラジオ
水で光るライト
水で食べられるようになる食料
このようなものに興味持ちました。
ペット用だと水のいらないシャンプーとかあるんですね。
オリンピックなんかやってる場合じゃない!
とずっと思っています。
プレゼンに(確か)6億円とかを使って
日本はそんなことの前にやることがいっぱいあるのに。
先日ガスふろ給湯器が壊れて2日間お風呂に入れず
避難時のことを考えさせられました。
水・電気・ガスが使えることの《便利過ぎ》も再認識。
どれもなかったらどうするかを考えることができました。
それでも全然準備不十分のままなんですよね。
Hikaru Larimalさん、こんばんは。
すごいですね。僕も見習わなくてはいけませんね。
あと、興味をお持ちになった中では、「スマホ充電出来る手回し充電ラジオ」
というのは、ずっと欲しいと思っていました。
思うだけではダメですね。
ミシェルさん、こんばんは。
そうですね。ライフラインが寸断されたときは大変ですね。
ふだん気にしないで使っていますが、それがなくなるなんて思っても
みたいですよね。
やはり準備は必要ですね。