10-ごあいさつ・雑記

東京五輪に向けて、殺処分ゼロのキャンペーンが始動

先日、犬に関連する悲しいニュースが伝えられました。

チワワなど犬5匹の死体、公園に捨てた2人逮捕

これは札幌の公園の駐車場付近で、チワワやボーダーコリーなどの
成犬5匹の死体を捨てた疑いで若者2人が逮捕されたという事件です。

飼っていた犬5匹は、飼い主を募集するウェブサイトを通じて無料で
引き取っていたといいます。

そして、関係者によると死骸の中にはやせ細った犬もいたとして
虐待の可能性もあるとして調べられているらしいです。

犬を死なせてしまったこともそうですが、僕はそれ以上に無料で犬を
引き取れるサイトがあることにビックリしました。

このサイトがどのようなものか詳しくは分かりませんが、里親になる
ための条件はあったのでしょうか? あるいは面談も行ったので
しょうか? 簡単に里親になれるとしたら、かなり恐ろしさを感じます。

一方で、うれしいニュースもありました。

犬の殺処分、ゼロを達成 神奈川の保護センター

神奈川県すべてではありませんが、平塚市にある動物保護センター
や川崎市の動物愛護センターでは、昨年度の犬の殺処分が初めて
ゼロになったそうです。

記事では、環境省の統計も紹介され、40年前の殺処分数(収容中の死亡を
含む)は年間115万9千匹以上だったのが、2012年度は30分の1の
約3万8千匹になったといいます。

これは動物愛護に対する考え方が広まり、さらにNPOやボランティアの
協力など、さまざまな努力によりここまで減ってきたと思われます。

しかし、1日に100頭以上が殺処分されているという現状もあります。

2020年にオリンピックを控える東京でも、新たな取り組みが始めら
れました。

TOKYO ZERO キャンペーン」です。

これは東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに
殺処分をゼロにし、東京を「動物福祉先進都市」とするための
キャンペーンだとか。

5月13日に浅田美代子さん、湯川れい子さん、服部幸應さんらの
「呼びかけ人」が出席して発足記者会見も開かれました。

このキャンペーンでは以下の解決策に取り組んでいくそうです。

① ペット産業適正化のために「8週齢規制」を早期実施
② 捨てられた犬や猫の福祉向上のための「ティアハイム」の設立
③「保護犬」「保護猫」との出会いを広める

①に関しては、先日のセミナーで武内先生も提唱していました。

②の「ティアハイム」とはドイツ語で「動物の家」だそうです。現在も
「シェルター」という施設がいくつかあると思いますが、それらも
含まれるのだと思います。

オリンピック開催の2020年まで実現といいますが、オリンピックが
なくてもできるだけ早く取り組まなければと思います。

東京に住む犬の飼い主のひとりとして、僕も何ができるか、真剣に
考えたいと思います。

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今朝のポチ。フードを食べているだけも愛しさを感じます

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愛犬は家族です。すべての飼い主がそう思ってくれるといいのですが…

コメント

  1. ぱるきち より:

    こんばんは
    そんなつらいニュースを見ると一気に心が沈みます…

    私最近思うのです
    私が飼える犬の数などたかがしれてます
    その中で出会えた子なのだから何があっても大事にしよーって☆

    ひげぼうずさんにはポチくんが私にはぱるがかけがえのない存在です***ネ((o(^∇^)o))

  2. ひげぼうず より:

    ぱるきちさん、こんばんは。

    おっしゃるように、数多くの犬を飼うのは難しいですよね。

    僕にとっては、ポチが最後に犬になるかもしれません。
    また、多頭飼いは、今の僕では絶対に無理です。

    なので、まさにポチはかけがえのない存在です。

  3. わさび より:

    こんにちは。
    初めてコメントするワサビと申します。
    私も柴犬を買っていて、飼い始めた頃ネットで色々調べているうちにこちらのブログを見つけました。

    毎回UPをすごく楽しみにしている1人です。

    私も自分の出来ることを何か見つけて、大好きな動物の助けになる事ができればなと思います。

    神奈川県の殺処分ゼロは犬の話で、猫はまだまだ沢山処分されているとニュースで見て悲しくなりました。

    これからもポチ君の可愛い写真と、ひげぼうずさんの知的で楽しい記事を楽しみにしております。

  4. ひげぼうず より:

    わさびさん、はじめまして。

    そうですね。猫に関してはまだまだゼロになるのは難しいようですね。
    頭数も犬よりもはるかに多いですし。

    犬と同様に、猫の殺処分の問題にも、今後も真剣に取り組まなければ
    いけませんよね。この問題では胸を痛めている愛猫家も多いと思います。

    稚拙なブログですが、今後もよろしくお願いします。